昨年の3月に福島第一原発事故が起きて、東日本を中心に放射線が飛散してしまいました。静岡にも放射線が届いて、お茶からも放射性物質が検出されるようになってしまいました。今までの暫定基準値では、500ベクレル/Kgという値が決められていました。でも、この基準を決める時に、お茶は飲用だから実際に飲むお茶の状態で検査をするようにという要望を出してきました。でも認められませんでした。そのため、実際に急須で淹れる状態とは異なった値が一人歩きするようになってしまいました。それが、静岡茶の風評被害を拡大してしまった原因の一つだと思います。
でも、今年4月からの新しい基準では、飲用状態で検査をすることになりました。今まで、茶業界が訴えてきた状態での検査方法になりました。さらに、水道水と同じレベルという厳しい基準が適用されるようになり、より安全性が確保されると思います。今年も、当店では、新しい基準に従って検査をして、安全性を確認したお茶だけを出荷していきます。
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