このところ、東京を中心に日本茶カフェオープンの話題が多くなっています。コーヒーは、スターバックスやドトールのようにチェーン店がありますが、日本茶に関しては探して行かなくてはいけない程度しかありません。それは、もともと日本茶や緑茶は、無料という概念があるのだと思います。食堂に行っても、日本茶はお水と同様に無料で出てきます。その無料のお茶を、お金を出して飲もうという意識がなかったのだと思います。
でも、最近はおいしい緑茶を、本格的なカフェで飲んでみたいという人が多くなってきたのだと思います。その背景には、中国茶の影響もあると思います。中国茶は、お客さんの前で急須と湯飲みを温めてから、お茶を淹れます。その作法が一種の売りになっています。日本茶も同じように、湯冷ましをして茶器を温め、丁寧にお茶を淹れるという作法が広く認められて来たのだと思います。今まで無料だったお茶を、お金を出して飲んでもらうようにすることは大変な事だと思います。お金を出してまで飲みたいと思わせるお茶を造っていくことが、今後の静岡茶ブランドを確立していくことだと思って、頑張って行きたいと思っています。
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