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今年の新茶を振り返って 2013年6月3日

今年の新茶は、例年よりも約一週間早く摘み取りが始まりました。桜の開花も静岡や東京では一週間から10日程度早く、記録的な早さになりました。新茶の摘み取りは早く始まったのですが、その後寒の戻りなどがあって、新茶の摘み取り時期の間はあまり安定しませんでした。新茶の摘み取りが記録的に早く始まりましたので、終わったのも早く、当店では5月2日に終わりました。例年ですと、5月10日過ぎまで摘み取りがあります。

今年の新茶は、春が早かった影響で新芽の伸びも良く、美味しい新茶が出来上がったと思います。お茶の生育にとって一番大切な時期は、新芽の出てくる3月前半から摘み取りが終わるまでの5月初めまでの天候です。一年間丹誠をしてきても、この時期の気候によって新茶の出来が決まってしまいます。本当に今年ぐらい、農作物は天候よって出来が左右されると思ったことはありませんでした。



マキちゃん 静岡から、お茶に関する情報や、日々思っていることを綴ったコラムです。仕事をしながら 思いついたことや、日常の事を書いています。

産地から生の声を発信できたらと思っています。読んでいただいて、少しでもお茶について関心を持っていただけたら、うれしいです。

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