今年の夏は記録的な猛暑になりました。その影響で、杉花粉がたくさんついていると先日のニュースで報道していました。その杉花粉が、来年の春になると一斉に飛び散って、花粉症の原因になるということです。その飛散量は過去最高になるかもしれないと言うことです。さらに、杉花粉が飛び始める季節も、例年よりも早くなるというとこです。
花粉症といえば、「べにふうき」が有名です。実際、「べにふうき」に含まれています成分は、アレルギーを抑える効果が確認されています。「べにふうき」が出始めた頃は、マスコミにも紹介されました。一気に人気が出たために、当店の近くの農家でもこぞって「べにふうき」の栽培を始めました。でも、「べにふうき」は紅茶品種ですので、普通に飲むには渋すぎます。花粉症のために飲むには最適でも、美味しいお茶として飲むのには適していません。供給が増えた「べにふうき」の消費のために、紅茶にしている農家もいます。もともと紅茶品種ですので、紅茶にすると案外美味しく飲めます。でも、紅茶にしますと、花粉症を抑える成分がなくなってしまいます。そのあたりが痛し痒しです。でも、何事にも新しい事をしていくチャレンジ精神は、今の茶業界にとってはとても大切な事だと思います。
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