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緑茶ペットボトルの功罪 2009年6月13日

いま、二番茶のお茶摘み最盛期を迎えています。少し前までは、二番茶は会社用などの業務用として使われてきました。でも、数年前から自動販売機の普及により、会社用のお茶の需要が急激に減ってきました。そこに出現したのが緑茶ペットボトルです。緑茶ペットボトルの原料は、主に二番茶を使っていますので、お茶農家にとっては緑茶ペットボトルの出現は救世主になりました。今まで二番茶は、ペットボトル業界に支えられて値段も良く取引をさしてきました。でも、昨年あたりから、緑茶ペットボトルの売り上げが減少してきて、二番茶の引き合いも少なくなってきました。

特に今年は、ペットボトル業界からの引き合いが少なくなってしまい、二番茶の値段も低く推移しています。今まで、ペットボトル業界という大きな売り先があったお茶農家は、売れ先がなくなってしまって困ってしまっています。この状況は、車業界の下請け部品業界と同じように思えてなりません。親会社の自動車会社が景気が良い時は、何もせずにいても売り上げが伸びたのが、ここに来て受注が一気になくなり、急激に不況が襲ってきました。テレビなどを見ていますと、下請け部品会社は、親会社に依存するのではなく、自社の特徴ある製品を開発して、それに活路を見いだそうという流れになっていると言うことです。同じように、お茶業界もそれぞれの農家が特徴あるお茶を作っていきませんと、生き残れない時代になってくるのかもしれません。



マキちゃん 静岡から、お茶に関する情報や、日々思っていることを綴ったコラムです。仕事をしながら 思いついたことや、日常の事を書いています。

産地から生の声を発信できたらと思っています。読んでいただいて、少しでもお茶について関心を持っていただけたら、うれしいです。

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