今年も新茶が生産も終わりました。今年の新茶は暖冬の影響で例年よりも早く摘み取りが始まり、早く終わりました。農作物の品質は、育つ時の天候に左右されますが、お茶も同じく新芽が伸びる時の天候に品質が左右されます。今年は、4月に入り寒の戻りがあったと一時は心配をしましたが、新芽が伸びるようになってからは、天候も安定して晴れの日が多くなってきました。そのため、今年の新茶はおいしい新茶が出来上がったと思っています。
ただ、毎年思うことなのですが、おいしい新茶が出来上がっても、新茶自体の価値や評価が茶業界で思っているほど世間では認知されていないのでは無いかと思っています。それだけ、お茶に関心を持ってくれる人が少なくなっているのかもしれません。お茶は嗜好品ですので、お茶を毎日飲んでくれて、常に品質に関心を持ってくれる人を開拓しませんと、茶業界の未来は無いと思っています。そのためにも、常に品質向上を心がけて、おいしいお茶を提供することが一番重要なことだと思っています。
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