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肥料とお茶の味との関係 2006年9月21日

お茶に施すことの出来る肥料の量は静岡県の条例で決められています。年間10a(アール)あたり、窒素54Kg、リン酸18Kg、カリ27Kgとなっています。この量は、環境基準を守るために決められた量です。前回のコラムでも書きましたが、肥料は有機でも化学肥料でも、その土壌にとっては環境を破壊するものです。肥料が、地中に溶け出して、それが川や地下水にしみ込んで環境汚染になってしまいます。

さらに、研究機関の調べでは、過剰な肥料を施してもたいした効果がないということが発表されました。でも、お茶農家の実感からしますと、年間54Kgの窒素の量は少ないような気がします。この条例が施行される前はもう少し多くの肥料を施していました。その時のお茶の味に比べて、この条例が施行され肥料の量が少なくなってからのお茶の味を比べますと、明らかにお茶のうま味がなくなっているような感じがします。でも、環境問題を考えると肥料の量を制限した県の条例を守らなくてはいけません。これからは、いかに効率的に肥料を施すことを考えて、お茶本来の生命力を高めていかなくては思っています。



マキちゃん 静岡から、お茶に関する情報や、日々思っていることを綴ったコラムです。仕事をしながら 思いついたことや、日常の事を書いています。

産地から生の声を発信できたらと思っています。読んでいただいて、少しでもお茶について関心を持っていただけたら、うれしいです。

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