立春を過ぎると、そろそろ新茶の話題が出てきます。同じ業界の人や、近所の農家の人と話をする機会があると、必ず今年の新茶の話になります。今年のお茶の作柄もそうですが、一番の関心は値段の事です。昨年は緑茶ドリンクの影響で、二番茶、三番茶、秋冬番茶(四番茶)の値段が高騰しました。その影響が今年の新茶にどう影響するのかが一番の関心事になっています。
生産家はなるべく高値で推移してもらった方がいいのですが、消費者への販売を考えると値段は安くなってもらった方がありがたいです。そのあたりのバランスが一番の問題になります。値段が高くなると、消費が落ち込みますし、値段が安すぎると生産意欲がなくなって良いお茶が出来なくなってきます。生産家にとっても、消費者にとっても良い新茶になってもらいたいと思っています。
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