年が明けたら寒い日が続くようになりました。この寒さの影響で風邪などをひいている人が多いようです。でも、お茶のためにはこの冷え込みはありがたいです。昨年の猛暑、9月10月の残暑で、お茶の樹は弱っていました。このまま暖冬になるとお茶の樹がゆっくりと休むことが出来ずに、美味しい新茶の摘み取りが出来ないのではないかと心配していましたが、ここに来ての冷え込みでお茶の樹は完全な冬眠状態になりました。
人間もそうですが、疲れたり病気の時は栄養と睡眠が大切です。お茶の樹も同じで、夏場の疲れは冬場の休眠で癒されます。栄養は、秋口にたっぷりと肥料をやっているので十分です。このままの冷え込みが続き、春先に一気に暖かくなると今年も美味しい新茶を皆様へお届けできると思います。人間にとっては辛い冷え込みも、お茶の樹にとってはありがたい天の恵みになります。
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